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母子家庭にも多いワーキングプア、生活は苦しい

最近、ワーキングプアという言葉をよく聞きます。

ワーキングプアとは、パートやアルバイトとして働いていても、正社員と同じくらいの仕事をこなしていたり、また正社員として働いているにもかかわらず、最低限の生活を維持するのが困難なことをいいます。

母子家庭の場合、自分で子供を育てていかなくてはならないので、働いて収入を得る必要がありますが、子供がいるという理由で正社員になれないことがあり、ワーキングプアになっているケースは少なくありません。

母子家庭の多くはワーキングプアといわれており、生活保護のレベルを下回る収入しかないのが現状です。 実際に、年収200万円以下の労働者は、1000万人以上いると考えられています。

こうなった背景としては、企業の人件費削減が大きく関係しています。

人件費のかかる正社員の雇用を減らし、賃金の安いアルバイトやパートを採用するようになったことや、人件費の安い海外に仕事を移していく企業が増えてきたことによります。 

このような背景のもと、ワーキングプアになる人の多くは、若い人と母子家庭といわれています。

母子家庭の場合、特に子供を育ていかなくてはならないので、働いて収入を得る必要があります。しかし、子供がいるという理由で正社員になることができないことがあるのです。 

子供の具合が悪くなったのでやむなく仕事を休んだら解雇された、という話も聞きます。

このように、様々な理由から正社員で働くことが難しい母子家庭にとっては、どうしてもパートやアルバイトとして働く人が多くなっています。 

しかし、パートやアルバイトではまとまった収入を得ることが難しく、最低限の生活をすることもできなくなります。そのため、中には仕事を2つがそれ以上、かけもちする人もたくさんいます。

いくつも仕事をすれば、当然働く時間は長くなってきますが、それでも得られる収入は正社員以下、というのが現状です。